セーフティベーシックアセッサー防爆電気機器安全分野(SBA-Ex)のご紹介
安全な職場環境の構築には、国際規格に基づいた機械の安全性の判断に対して、知識をもつ人材が求められるようになりました。また、機械装置の安全性の妥当性判断は、設計者および管理者の重要なスキルとして定義し、その認識の浸透と基準の明確化の必要性が高まっていました。NECAでは、2004年に「セーフティアセッサ資格制度」を創設し、安全人材の育成を担ってきました。
セーフティベーシックアセッサ(SBA)制度は、設計者や安全管理者だけでなく、現場作業者をはじめとした幅広い層へも国際安全規格に基づいた安全の考え方を普及させ、安全の普遍的・基礎的な知識を有する人材の育成を目的としています。 防爆電気機器を使用する現場設備の安全パトロールや点検を行う設備の運用に対して、2011年に防爆電気機器安全分野(SBA-Ex)を新設しました。
セーフティアセッサ概略図
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引用元: セーフティアセッサについて | セーフティアセッサ | 日本認証株式会社
ユーザー様とメーカーの連携による防爆安全の確保
可燃性ガス、引火性液体を扱う工場、プラントでの爆発火災事故は依然として増加しています。SBA資格認証制度(防爆電気機器安全分野)は、ユーザー様とメーカーが連携し、防爆技術情報の共有や防爆知識の習得促進により、防爆電気機器の設置から使用、保守、点検まで一貫した防爆安全を確保するための制度として発足しました。
事業所の防爆電気設備の安全確保に最適
設備管理、安全管理、製造、点検・保守などの事業所の設備安全に関わる全ての職種に最適な資格です。
- 第三者認証された資格保有者による防爆電気設備の最適な設備管理、安全管理に。
- 正しい防爆知識による的確なパトロールや点検・保守のために
- 製造等の保守担当以外の職種にも防爆安全知識の浸透に。
- 若手実務者の技術習得や保安教育プログラムに。
- 外部委託先も含めたメンテナンス担当者の防爆安全知識の向上に
SBA-Exにおける認証は、スキームオーナのNECAがNECA規格として定めた力量基準に基づいて行われます。力量基準を満たしているか否かは、NECAが認定する認証機関が実施する試験によって確認されます。この試験を受けるためには、試験申込みにあたる「申請」を行う必要があります。SBA-Exではこの申請の要件は定めていないため、どなたでも受験の申込みが可能です。
セーフティベーシックアセッサ-防爆電気機器安全分野(SBA-Ex)資格の実績
2023年4月現在、SBA-Exの有資格者数は2,038名を数え、多くの皆様にお役立ていただいております。
(参照:日本認証株式会社ウェブサイト、資格者数・企業数・企業一覧)
資格者として認証を受けるには
SBA-Ex認証のための試験に関する詳細につきましては、NECAが認定する認証機関である日本認証株式会社までお問い合わせください。