制御盤内の電線接続方式 ~端子・締付具の課題と対応~
近年,国内製造業各社の生産現場では,市場環境の変化に合わせて生産設備の高機能化が求められており,それに呼応する形で制御盤に搭載される制御機器などのFA機器も増加し,膨大な配線で作業が複雑化しています。制御盤組立工程の中で,配線における電線接続作業は作業量の大半を占めており,生産性の向上のため、電線接続作業を効率化することが求められています。
一方で、電線接続方式には多くの種類があり、新しい種類の電線接続方式を具備した制御盤内機器も国内で販売されています。電線接続方式が多様化してきている背景から、制御盤の製造・保守・据付に関わる者が正しい電線接続の知識を得ることが必要です。
この資料では,制御盤内の電線接続に使用される主な接続方式について整理し,制御盤のライフサイクルを踏まえた,電線接続における課題及び現状の対応策についてまとめています。
◆主な内容
・ 電線接続の種類
電線や締付具の種類、電線端末処理と締付具との組合せ、関連規格について
・ 電線接続方式の選定
制御盤のライフサイクルと電線接続、電線接続方法の多様化による部品種類の増加、作業時間・作業工数、電線接続方式の混在、マークチューブの選択、内線と外線サイズへの適応、接続における信頼性の確保について
この資料は一般社団法人 日本電機工業会(JEMA)と共同で作成しております。
2023年11月に一部誤記修正しております。※正誤票
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